患者さんに安心感を与える!歯科医院での診療補助の心得とコツ

こんにちは。歯科医院 院長の悩みや歯科医院業務についてのデンタルカウンセラー『キコ』です。

歯科衛生士や歯科助手の診療補助について、もっとこうしてほしいな…、ここをこうしてくれたらもっと診療がしやすいのに…って悩んでいる院長先生も多いと思います。患者さんへの対応やドクターのサポートなど、たくさんのことに気を配らなければいけない診療補助業務。ませんよね。今日は、患者さんに安心感を与えながら、スムーズに診療補助を行うためのポイントをお伝えします。

患者さんの誘導:第一印象が大切です

まず、患者さんを診療室に誘導する際のポイントをお話しします。

  1. 笑顔で挨拶:待合室まで行き、患者さんの顔を見ながら「〇〇さま、お待たせいたしました。どうぞ診療室へお入りください」と声をかけましょう。
  2. 丁寧な案内:診療椅子まで案内し、「こちらにおかけください」と伝えます。高齢者や子どもには、座る際のサポートをしてあげることも必要です。
  3. 細やかな配慮:ひざかけやエプロンの用意、メガネや口紅の取り外しのお願いなど、丁寧に対応しましょう。

注意点として、待合室のドアの向こうから大声で呼んだり、名前の読み間違え、手招きしたりするのはNGです。患者さんに不安や不快感を与えてしまう可能性があります。

診療補助:的確な動きで安心感を

次に、実際の診療補助での注意点をご紹介します。

  1. 立ち位置:患者さんに対して3時の位置に立ちます。ライトをさえぎらないよう注意しましょう。ライトは口腔内を照らすように随時合わせていくことが大切。
  2. 器具の手渡し:患者さんの頭の後ろで行います。顔の上で渡すのは絶対NGです。また、注射器など不安を誘うものは、患者さんの目に触れない位置で渡すのがポイントです。
  3. 安全性:注射針やリーマーなど、鋭利な器具の取り扱いには十分注意しましょう。患者さんはもちろん、自分自身にも怪我をさせないよう気をつけてください。

患者さんへの気配り:不安を和らげる声かけ

診療中、患者さんを待たせる場合があります。このとき、何も説明がないと不安になってしまいます。

  1. 待ち時間の説明:「セメントが固まるまで、5分ほどお待ちください」など、理由と待ち時間を具体的に伝えましょう。
  2. 体調確認:「気分は大丈夫ですか?」「痛みはありませんか?」など、こまめに声をかけることで安心感を与えられます。
  3. 快適さへの配慮:暑さや寒さなど、環境面での不快感がないか気を配りましょう。
  4. 動作の声掛け:「タオルをおかけしますね」「うがいをどうぞ」「椅子を倒しますね」「おこしますね」「椅子をさげますね」「お口をあけてください」などこまめに声をかけましょう。

これらのポイントを意識することで、患者さんに安心感を与え、スムーズな診療補助が可能になります。日々の経験を積み重ねながら、少しずつ上達していきましょう。

皆さんの診療補助が、患者さんの笑顔につながりますように。今日もがんばりましょうね!

歯科医院 院長の悩みや歯科医院業務についてのデンタルカウンセラー『キコ』は、院長先生の診療方針や悩みを伺いながら、スタッフ教育を行い、院長先生の理想の診療に近づくお手伝いをしています。60分無料相談もありますので、お気軽にお問合せ下さい。

プロフィール
キコ

歯科医院 院長の悩みや歯科医院業務についてのデンタルカウンセラー『キコ』です。歯科医院で『受付』,『歯科助手』,『デンタルマネージャー』,『経理』として25年以上勤務。今までの経験を活かし、経営に関することから業務の改善までカウンセリングしながら解決策を提案、一緒に解決していきます。まずは、どんな悩みでもご相談ください。

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