
こんにちは。「歯科医院 院長の悩みや歯科医院業務についてのデンタルカウンセラー『キコ』です。
歯科医院の院長先生は、わかっている内容ではありますが、それぞれの部署の役割や仕事内容を明確にすることで、歯科医院の組織構造を理解することで、よりスムーズに仕事を進めることができるだけでなく、歯科医院全体のチームワーク向上にもつながります。
今回は、「歯科医院の部署」をテーマに、それぞれのについて詳しく解説していきます。
歯科医院の部署ってどんなところ?
歯科医院は、大きく分けると以下の部署に分かれています。
- 受付: 患者さんとの最初の接点となる部署です。予約の受付、会計、カルテの管理などを行います。
- 診療室: 歯科医師が中心となり、患者さんの治療を行う場所です。
- 準備配給コーナー: 診療に必要な器具の準備や滅菌、廃棄物の処理などを行います。
- 技工室: 入れ歯などの歯科補綴物を製作する場所です。(院内技工室がある場合)
- その他: X線室、スタッフルームなど
それぞれの部署の仕事内容を詳しく見ていきましょう
1. 受付
受付の仕事は、患者さんとのコミュニケーションが最も多い部署です。患者さんの第一印象を左右するため、笑顔で明るく対応することが大切です。
- 予約の受付: 電話やインターネットでの予約受付を行います。
- 会計: 治療費の計算や支払い手続きを行います。
- カルテの管理: 患者さんのカルテを整理し、情報管理を行います。
- 電話対応: 患者さんからの問い合わせに対応します。
2. 診療室
診療室では、歯科医師が中心となり、患者さんの治療を行います。歯科衛生士や歯科助手は、歯科医師の指示のもと、治療をサポートします。
- 歯科医師: 患者さんの口腔内の状態を診断し、治療計画を立てます。
- 歯科衛生士:歯科衛生士の国家資格を持ち、 歯科医師の指示のもとに患者さんに対して、診療の補助や歯のクリーニング、歯周病の治療、予防行為や衛生指導などを行います。
- 歯科助手: 診療室の管理や歯科医師の治療を補助します。器具の準備、患者さんの体勢の保持などを行います。
3. 準備配給コーナー
準備配給コーナーでは、診療に必要な器具の準備や滅菌を行います。清潔な環境を維持するため、徹底した衛生管理が求められます。クリーンスタッフが常駐する歯科医院もあれば歯科助手が担当する場合もあります。
- 器具の滅菌: 使用した器具を洗浄し、滅菌を行います。
- 材料の管理: 診療に必要な材料を管理します。
- 廃棄物の処理: 医療廃棄物を適切に処理します。
4. 技工室
歯科技工士は、国家資格を持ち、歯科医師の指示に基づき、精密な歯科補綴物を製作します。技工室では、かぶせ物や入れ歯などの歯科補綴物を製作します。歯科技工士が院内に常駐する歯科医院もあれば歯科技工士が常駐せずに歯科技工所に外注する歯科医院もあります。
- 模型作成: 印象を元に模型を作成します。
- 補綴物の製作: 模型を元に、入れ歯などの歯科補綴物を製作します。
各部署の連携が大切
歯科医院は、それぞれの部署が連携することで、より良い医療を提供することができます。例えば、受付で患者さんの情報を正確に把握し、診療室に伝えることで、スムーズな治療が行えます。また、準備配給コーナーで清潔な器具が準備されていることで、感染予防につながります。
注)各部署の名称は、歯科医院により呼び名が異なる場合もあります。
まとめ
今回は、歯科医院の部署について解説しました。歯科医院は、様々な職種のスタッフが協力して患者さんの治療にあたっています。それぞれの部署の役割を理解し、連携を深めることで、より良い歯科医療を提供することができます。
役割分担を明確にすることにより、それそれが仕事に対して責任感を持ち、チーム医療が成り立つと考えています。面接だけでは分かりにくいですが、人材不足の昨今は、うまく人材を育てることも不可欠です。
歯科医院 院長の悩みや歯科医院業務についてのデンタルカウンセラー『キコ』は、院長先生の診療方針や悩みを伺いながら、スタッフ教育を行い、院長先生の理想の診療に近づくお手伝いをしています。60分無料相談もありますので、お気軽にお問合せ下さい。